薬事・食品衛生審議会要指導・一般用医薬品部会は5月29日、ロキソプロフェンナトリウム水和物を有効成分とする外用消炎鎮痛剤として、リードケミカルの「ロキソニンSパップ」と第一三共ヘルスケアの「ロキソニンSゲル」を要指導医薬品とすることを了承した。同成分の外用剤としては、初のスイッチOTCとなる。いずれも承認条件として、安全性に関する3年間の製造販売後調査が付いた。
リードケミカルは「ロキソニンSパップ」「ロキソニンSテープ」「ロキソニンSテープL」の3タイプを申請。効能・効果は、関節痛や肩こりを伴う肩の痛み、筋肉痛、腰痛、打撲やねんざ、腱鞘炎などの緩和で、用法・用量は、1日当たりの限度を医療用の半分とし、「Sパップ」と「SテープL」で2枚、「Sテープ」で4枚を上限とした。