調剤薬局を全国展開する日本調剤は、東京江東区亀戸にある「日本調剤江東薬局」の一部を改装し、無菌調剤室(クリーンルーム)を設置した。同社として無菌調剤室の設置は、池尻大橋薬局(東京目黒区)、盛岡中央薬局(盛岡市)、みなとじま薬局(神戸市)に続く4カ所目となるが、在宅医療サービスのさらなる強化に向け、今後も首都圏を中心に無菌調剤室の積極的な設置を進めていくという。
日本調剤では、地域医療チームの中で調剤薬局の役割の重要性が増している中で、2011年度から本格的に在宅専門部門を設けて、在宅訪問服薬指導の取り組みを積極的に進めている。一方で在宅療養が進むにつれ、栄養補給のための高カロリー輸液や疼痛緩和に用いられる医療用オピオイド等の提供が必要となるケースも少なくない。