厚生労働省は19日、危険ドラッグに係る地方厚生局麻薬取締部の検挙状況を公表した。今年1~6月までの半年間に、危険ドラッグの輸入や販売などの医薬品医療機器等法違反容疑で検挙されたのは71人で、前年同期に比べ48人増えた。麻薬取締部単独による検挙は27人で、警察との合同による検挙数は44人だった。
年齢別では30代が30人(42%)と最も多く、20代20人(28%)、40代14人(20%)と続いた。容疑は、所持が30人(42%)、販売22人(31%)、輸入17人(24%)などとなっており、所持や販売に関する事犯が大半を占めている。男女別では、男性の66人(93%)に対し、女性は5人(7%)で、圧倒的に男性の検挙数が多いのが特徴。