ブリストル・マイヤーズは、根治切除不能な悪性黒色腫を適応に、ヒト型抗ヒトCTLA4モノクローナル抗体「ヤーボイ点滴静注液50mg」(一般名:イピリムマブ)を新発売した。小野薬品とブリストルが国内で共同販売する。
ヤーボイは、癌免疫療法と呼ばれる免疫チェックポイント阻害剤として世界で初めて承認された薬剤。
T細胞が癌細胞を攻撃する免疫機能のブレーキ役となる分子「CTLA-4」を解除し、免疫機能の活性化を持続させる。また、制御性T細胞の機能を低下させたり、癌組織中の制御性T細胞の数を減らすことで、癌に対する攻撃力を高める。