後発品メガファーマ誕生促す
厚生労働省は4日、医薬品産業の競争力を強化するための総合戦略をまとめ公表した。国として新薬メーカーには、グローバル展開できる革新的新薬の創出を要求。国際競争に勝てる企業力の強化を促した。後発品メーカーには、安定供給に集中する観点から、規模がより大きなメーカーの誕生が望ましいとした。さらに、MR業務の集中と選択を求め、法令や基準に違反する販促活動への措置も検討するとした。
総合戦略では、新薬メーカーに対し、これまで以上に研究開発に集中投資することを求め、グローバル展開できる革新的新薬の創出が期待されると強調。名実ともにグローバルな競争に勝てる企業となるため、自らの経営戦略について、資本力、研究開発力、グローバルな人材確保等の企業力を強化するよう期待感を表明した。製薬業界の自発的な行動を促すと共に、M&Aによる規模拡大も視野に入れるべきとした。