2015年度の「薬事功労者厚生労働大臣表彰式」が21日、厚生労働省講堂で行われ、87人に表彰状と記念品が授与された。
あいさつした塩崎恭久厚生労働相は、「健康長寿社会の実現に向けて、医薬品の果たす役割は年々増しており、薬事行政も大きく変わりつつある」と強調。特に、患者本位の医薬分業を実現するため、現在の薬局をかかりつけ薬局に再編する道筋を示した「患者のための薬局ビジョン」を年内に策定する予定であることを紹介し、地域で指導的立場にある受賞者に対して、「これまでの経験や知見を生かし、後進の育成に力を注いでいただくと共に、薬事行政の推進にご理解とご協力を賜りたい」と祝辞を述べた。