薬局、ドラッグで傾向強く
調剤薬局を志望する薬学生の半数以上が、入社応募のエントリー社数を1社に限定していることが、薬剤師国家試験予備校「薬学ゼミナール」が行った学生向け就職動向調査で明らかになった。特にドラッグストア志望者に関しては、エントリー社数を1社に絞り込む割合が65%とその傾向が強く、新卒薬剤師採用の売り手市場が加速している。2016年度卒学生から就職活動、選考の解禁日が後ろ倒しになったことも影響したとみられる。企業側の人材確保に向けては、早期段階から学生に対するアプローチを行い、エントリーへとつなげる仕組みづくりの重要性が高まっている。
薬ゼミでは、薬学生の就職動向を把握するため、薬ゼミオンラインに登録した既卒生と6年生2586人を対象としたインターネットによるアンケートを行った。回答者のうち、内定獲得者は全体の55.7%となっている。