シミックホールディングスは、2016年度からスタートする3カ年中期計画を策定し、最終年度の18年度に売上高717億円の達成を目指す。20年度に売上1000億円企業を目標としており、SMO事業や稀少疾患薬事業など赤字事業の解消に取り組む。
中村和男CEOは都内で会見し、赤字が続いているヘルスケア事業のSMO業務、オーファンドラッグ事業を例に挙げ「当初目標の一部で1年遅れが出ている」との課題に言及した一方、両事業とも17年度には黒字化になる見込みを強調した。
SMO業務は、専門性の強化やコンプライアンスの徹底などで差別化・優位性を発揮し、信頼性の回復、受注増を狙う。