ライフサイエンス分野の英市場調査会社「エバリュエート」日本法人ビジネスディベロップメントディレクターの山崎浩史氏は、都内で記者会見し、エバリュエートが実施した調査結果から、全世界の処方箋薬売上高が2020年までに約1兆ドルに達するとの見込みを明らかにした。その上で、大型医薬品の特許切れによる市場の停滞期を脱し、成長曲線へ移行すると分析した。
バイオ医薬品の市場拡大が今回の予想の背景にあるとして、「バイオ医薬品は特許が切れたとしても普通のジェネリックとは違うので、売上の侵食はそれほど急激なものではない」と指摘した。