政府の総合科学技術会議は7月31日、科学技術に関する来年度予算の資源配分の方針案を示した。同会議が独自の戦略的イノベーション創造プログラムを創設し、必要な予算を内閣府に一元化して計上する。さらに年度途中でも機動的な対応を可能とする経費と位置づける。
来年度予算の概算要求に向けては、6月に閣議決定した「科学技術イノベーション総合戦略」に基づき、同会議の司令塔機能を抜本的に強化し、予算戦略会議で必要な分野と施策に重点的に予算を配分することで、総合戦略を加速させて実行に移す。成長戦略に定められた戦略的イノベーション創造プログラムを創設し、内閣府に計上する「科学技術イノベーション創造推進費」(仮称)を充てる。