厚生労働省は12日、降圧剤のアムロジピンベシル酸塩含有製剤に、重大な副作用として劇症肝炎などが見られたことから、使用上の注意を改訂するよう製造販売業者に指示した。
アムロジピンベシル酸塩(商品名:アムロジン、ノルバスク)については、「重大な副作用」の「肝機能障害、黄疸」の項に「劇症肝炎」を追記。ASTやALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるため、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うよう注意喚起した。また、「横紋筋融解症」と「血小板減少、白血球減少」の項に「無顆粒球症」を追記し、注意を促した。