【都薬】データ改ざん疑惑への対応を周知へ

2013年8月9日 (金)

ニュース

 東京都薬剤師会(山本信夫会長)は7日、ノバルティスファーマによる高血圧治療薬「ディオバン」に関する医師主導型臨床研究のデータ改ざん疑惑を受け、同社に対し事実関係の早期解明と、臨床研究への関与のあり方についての改善を強く求めたことを明らかにすると共に、会員に向けて「降圧薬としての有効性や安全性が否定されたわけではない」ことを指摘。患者が自己判断で服薬を中断する可能性があることから、より一層丁寧な服薬指導を行うよう、地区・職域薬剤師会へ周知を図った。

 データ改ざんに関しては、「倫理観が欠如した、およそ医薬品を製造するには不適格と断じざるを得ない」との見解を示した上で、「ディオバンの服薬指導」に関して、ディオバンの降圧薬としての有効性や安全性が否定されたわけではないことを、正確に患者に伝え、仮に患者が「血圧を下げると同時に脳卒中や心筋梗塞を予防できる」と医師から説明を受けている場合であっても、服薬を中断せず主治医によく相談するよう薦めるなど、患者の不安感を軽減するために、より一層丁寧な服薬指導を求めた。



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