厚生労働省医政局経済課の大西友弘課長は、1月31日、松山市内で開かれた第15回ジェネリック医薬品(GE薬)安心使用促進セミナーで講演し、後発医薬品80%時代に向けた政府の取り組みついて解説した。
GE薬の具体的な推進方策として、▽安定供給・品質の信頼性確保▽情報提供・普及活動▽医療保険制度上の事項――という3カテゴリーで取り組んでいることを紹介。この中で、「情報提供、普及活動の取り組みでは、国民の意識や医療に関わる人たちの意識をどう変えるかが難しい」とした。その上で、「GE薬使用促進に向けた診療報酬上の評価などの施策もあるが、個人的には情報提供、普及啓発をどう頑張るかが重要」との考えを示した。