2015年の国内医家向け医薬品市場が、前年比6.2%増の10兆5979億円と10兆円を初めて突破したことが、米IMSヘルスの調査結果で明らかになった。ギリアド・サイエンシズが昨年発売したC型肝炎治療薬が大きく伸び、ジェノタイプ1型のC型肝炎治療薬「ハーボニー」が1176億円とトップ製品、ジェノタイプ2型の「ソバルディ」も1118億円の4位に浮上した。売上1000億円超の大型製品も前年の2製品から4製品に増加した。
市場伸長率では、13年の3.1%増、14年の1.4%増を上回った。病院市場が10.9%増の4兆3546億円と二桁伸長となったほか、開業医市場が2.3%増の2兆2264億円、薬局その他市場が3.5%増の4兆0168億円となった。