ファイザー日本法人の梅田一郎社長は、2日に都内で記者会見し、「2月に後発医薬品10品目の承認を取得し、国内で販売する後発薬が約500品目を超えた」と語った。現在、低分子の後発薬のみならず、バイオ後続品の開発も進めており、第III相試験段階にある五つの品目を早期に同時申請する計画だ。
同社の2015年業績は、14年比2%増の5114億円と前年の減収から増収に転じた。主力品の末梢性神経障害性疼痛治療薬「リリカ」や過活動膀胱治療剤「トビエース」などの主力製品が伸長したほか、適応追加を含む新薬8製品の販売や、男性脱毛症治療薬「フィステナリド」を含む後発医薬品が順調に推移した。IMS調査では、販促会社ランキングで1位、販売会社でも5位となった。