日本製薬工業協会の医薬品評価委員会は4月27日、総会を開催し、今年度の実施計画を決定した。新委員長に選任された国忠聡氏(第一三共顧問)は、▽クリニカル・イノベーション・ネットワーク構築への提言▽拡大治験と患者申出療養の仕組み検討▽コンプライアンスへの対応――の3点への対応を重点課題に位置づけ、「特にクリニカル・イノベーション・ネットワークでは、患者レジストリを用いた医薬品開発を提言していきたい」と述べた。
国忠氏は、患者レジストリを用いた医薬品開発について、「治験が難しい症例数が少ない稀少疾患が対象になる」との考えを示した。