厚生労働省は17日、来年1月から始まるセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の対象となるスイッチOTC薬82成分1492品目を公表した。成分ごとの品目数では、外用鎮痛消炎薬の「インドメタシン」が208品目で最も多く、外用湿疹・皮膚炎用薬「プレドニゾロン吉草酸エステル」の184品目、外用鎮痛消炎薬「フェルビナク」の154品目、解熱鎮痛薬「イブプロフェン」148品目と続いている。
同制度は、2017年1月1日から21年12月31日までの間に、自分だけでなく、生計を一にする親族が購入したスイッチOTC薬の購入額が合計で1万2000円を超えた場合に、8万8000円を上限にその年分の総所得金額から控除するというもの。
控除を利用するには、健康の維持増進および疾病の予防に一定程度、取り組むことが求められる。