2015年度のMR総数が前年比で522人減の6万4135人と3年連続で減少したことが、MR認定センターがまとめた「2016年版MR白書」で明らかになった。2年連続で500人減少するのは初めてで、製薬企業の営業リソース配分の選択と集中を背景に、MR減少に歯止めがかかっていない状況だ。減少しているのは男性だけで、女性に限るとMR数、管理職共に増加していた。薬剤師MRは178人増の6244人とMR全体の構成比で13.2ポイントを占め、1.3ポイント上昇した。
調査は、4~5月に実施し、207社から回答を得た。MR数は男性が577人減の5万4935人となった一方、女性は55人増の9200人となった。女性MRは調査開始以来増加し続けている。MR認定取得率は97.5%と昨年より0.3ポイント増加した。