C型肝炎治療薬等が影響
日本医薬品卸売業連合会は9日、2016年3月期の「医薬品卸業の経営概況」速報値を公表した。それによると、[1]売上高の伸び率は8.3%で、27年ぶりに8%台を記録[2]売上総利益率は対前年0.30ポイント増加して7.00%[3]販管費は0.30ポイント減少して5.73%[4]営業利益率は0.61ポイント上昇して1.28%――という結果となった。営業利益率が1%を超えたのは07年以来のことだ。
経営管理委員会の高橋喜春委員長は、大幅な売上高の伸長や営業利益の改善は、前年の駆け込み需要の反動とC型肝炎治療薬等の新薬による影響が大きいと分析している。