政府は12日、日本や欧米などG7の保健担当閣僚が世界規模の保健課題の対策を話し合う「G7神戸保健大臣会合」の日程を終え、薬剤耐性(AMR)対策の国際協力や課題解決に向けた研究の推進、感染症等の公衆衛生危機に対応した枠組み強化などを盛り込んだ共同声明を採択した。
共同声明では、AMR対策に関して、各国が行動計画を実行して進捗させるほか、世界保健機関(WHO)のAMR世界行動計画の完全履行に向け、協調して支援を行うことを改めて表明。また、国際的なAMR監視システムを相互に推奨すると共に、他国にも参加を呼びかけ、発展途上国には抗菌薬の使用とAMRのモニタリング・監視のためにラボ能力強化の支援を検討する。