名古屋市中区丸の内にある少彦名神社の薬祖神大祭が14日に開かれ、薬業界関係者らによる玉串奉天等の神事が厳かに執り行われた。当日は、天候にも恵まれ、一般参詣者を含めて約400人が参列した。隣接する会場では、写真や書道などの奉納作品の優秀者表彰や、奉納紙芝居上演なども行われ、賑わいを見せた。
名古屋の薬祖神大祭の神事では、薬研と鉄鉢で薬の原料を粉末にし、古式に則り神前で調薬し、奉献が行われるのが特徴。薬研調薬は古式手法の再現として関心を集めており、毎年地元TV局なども取材に訪れている。昨年、創立100周年を機に神社のお社、鳥居の改築も行われた。