病院薬剤師の業務を行う上で医薬品リスク管理計画(RMP)を活用している施設の割合は3割未満であることが、日本病院薬剤師会医療安全対策委員会がこのほど実施した調査で分かった。院内で医薬品安全管理業務に関わる薬剤師の7割以上がRMPの存在を認知しているものの、「具体的な活用方法が分からない」などの要因によって、まだ十分に活用していないことが明らかになった。
同委員会は、今年1月に東京と大阪で開いた医薬品安全管理責任者等講習会の参加者を対象にアンケート調査を実施。参加者552人中491人から回答を得た(回答率88.9%)。そのうち病院に所属する452人の回答を解析した。