日本OTC医薬品協会は22日、都内で第53回定時総会を開催し、役員改選で会長に杉本雅史氏(武田コンシューマーヘルスケア社長)を再任した。杉本会長は、「セルフメディケーションの推進・実践は、健康寿命を延伸していくために不可欠だ。ようやくセルフメディケーションの重要性が徐々に認識されつつあるが、その環境整備はまだ途についたばかりだ」と指摘。「様々なセルフメディケーション推進に向けた環境整備に一つでも多く成果を残せるように取り組んでいきたい」と抱負を語った。
同協会の2017年度重点活動項目として、▽セルフメディケーション税制の継続した普及啓発活動▽OTC薬の製造販売承認基準の改正・新規制定への支援▽生活者ニーズに呼応したスイッチOTC薬の拡充▽OTC薬の適正使用と安全性確保の推進▽くすり教育への支援▽適正な宣伝・広告活動の推進▽アジアでの各国OTC薬事規制の協調に向けた支援▽外国人需要の増大に向けた環境整備――が掲げられた。