日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、日本ジェネリック医薬品学会がGE薬配合剤の統一商標名を検討するのを受け、来年発売が見込まれる持続性ARBのロサルタンカリウムと利尿薬のヒドロクロロチアジドの配合剤GE薬(先発品:MSDの「プレミネント」)について、統一ブランド名として「ロサルヒド」の使用を推奨する通知を会員社向けに発出した。
医療安全等の観点から、銘柄別収載のGE薬を一般名に変更する代替新規収載を厚生労働省が中心となって促しているが、配合剤の場合には一般名にすると名称が長くなったり、逆に処方・調剤ミスを引き起こす可能性もある。こうした中、日本ジェネリック医薬品学会では、配合剤のGE薬の統一ブランド名を特許庁に商標登録して、GE薬メーカーが広く利用できるよう、「ジェネリック配合剤商標プロジェクト」を設置。今年3~4月から同学会の理事、評議員らのほか、GE薬協や先発品・GE薬兼業メーカーの関係者で構成するプロジェクトメンバーのもとで、配合剤の名称を検討してきた。