政府の健康・医療戦略推進本部は8日、「医療分野の研究開発に関する専門調査会」(座長:永井良三自治医科大学学長)の初会合を開き、「日本版NIH」の総合戦略策定に向けた作業をスタートさせた。日本製薬工業協会の手代木功会長ら外部有識者からもヒアリングを行い、各委員が意見交換を行った。今後、月1~2回の頻度で調査会を開き、年内に総合戦略の基本的考え方をまとめる予定。
日本版NIHを視野に入れた新たな医療分野の研究開発体制については、同推進本部が総合戦略の策定や予算配分の調整等、司令塔役を担うことが決まっている。調査会は、総合戦略の策定に必要な専門的、技術的助言を行うのが目的。初会合では、各委員と外部有識者が意見を述べた後、自由討議を行った。