日医工は15日、東南アジア地域の重要拠点の一つであるフィリピン市場での事業展開に向け、現地医薬品製造企業の「ロイドラボラトリー」とその販売子会社「イノジェン・ファーマシューティカルズ」と業務提携すると発表した。両社は、日医工がフィリピン市場で上市を目指す製品の承認申請実務と、日医工製品のフィリピン市場での流通・販売で協力を行う。東南アジアでは、タイやベトナムに続き、フィリピンでも本格展開に向けた準備を進める。
ロイドグループは、従業員900人を抱え、2016年のグループ連結売上は1億ドル超に上る。cGMPの製造基準を満たす製造設備を持ち、販売会社のイノジェンはフィリピン初のジェネリック医薬品販売会社として、より服用しやすく改良した“イノベーティブ・ジェネリック”を提供している。