日本薬剤師会は、「薬剤師行動規範」と解説をまとめ、24日に公表した。行動規範は、現行の薬剤師倫理規定の改定版として検討を進めていたもので、15項目で構成され、新たに「患者の自己決定権の尊重」「医療資源の公正な配分」「国民の主体的な健康管理への支援」などの項目を盛り込んだ。行動規範は、関係省庁をはじめ、全ての薬科大学・薬学部、関係団体に送付する。
薬剤師倫理規定は、1997年に全面改定を行ったが、会員などから、新たな医療提供体制にふさわしい倫理規定を議論した上で見直すべきとの声が挙がっていたため、「薬剤師倫理規定の見直しに関する特別委員会」を設置し、見直しの議論を行ってきた。