日本薬剤師会は11日の臨時総会で会長・副会長候補者選挙を行い、山本信夫会長の3選を決めた。会長候補選は、立候補者が現職の山本会長1人で、対立候補がいなかったため、投票を行わない「信任採決」を行った結果、代議員の「起立多数」という形で決まった。同じく定数内の5人が立候補し、「信任投票」となった副会長候補選でも全員が過半数の票を獲得して当選した。いずれも6月の定時総会で正式に就任し、新執行部が発足する。
山本氏は、2期4年間の成果として、日本医師会などの関連団体との良好な関係を築いたことや、診療報酬改定で、厳しい薬剤師批判を受けたにもかかわらず、医科・調剤の比率「1:0.3」を堅持し、「薬剤師の行う業務については適切な評価がなされる改定となった」ことを挙げた。