大塚ホールディングスは、米医療機器ベンチャー「リコー・メディカル」を買収すると発表した。リコーが開発中の超音波腎デナベーション(RDN)治療デバイス「パラダイス・システム」のアジアでの独占的権利を獲得するなど、2014年からリコーに資本参加していたが、同デバイスの欧米での臨床試験「RADIANCE-HTN SOLO試験」で良好な結果が得られ、6月に臨床試験「RADIANCEII試験」の実施許可を米FDAから得られたことから買収の決定に至った。買収額は非公開。
リコーは、超音波RDN治療デバイスに特化した医療機器ベンチャーで、09年に設立。従業員は約30人で、米カリフォルニアの本社を拠点に、「パラダイス・システム」をグローバルで開発しており、欧州でCEマークの認証を取得している。