福岡県などを中心に佐賀、神奈川、千葉で24店舗の調剤薬局を展開するHyuga Pharmacy(本社福岡県春日市、社長黒木哲史氏)は、同社が展開する遠隔服薬指導での医薬品運送委託契約を先月28日付でメディパルホールディングス傘下で地元卸のアトル(本社福岡市、社長渡辺紳二郎氏)と締結したと12日に発表した。医薬品卸業者が薬局と患家間の配送を手掛けるのは、全国初の試みとして注目される。
Hyuga Pharmacyは国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業で今年6月21日付けで福岡市の登録事業者と認可を受けた。7月18日には運営するきらり薬局名島店(福岡市東区)で、全国で初めて保険適用による遠隔服薬指導を実施している。委託契約締結後初となる医薬品の配送は10月4日に行われた。