2014年3月期中間決算・社長会見
アステラス製薬の畑中好彦社長は、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービス大手のアクセンチュアへ本社を含む国内グループ共通業務の一部を委託する方針を示し、「コスト削減を第一にしたものではない。経営の自由度を高めたり、より高質なサービスを受けることが目的」と語った。また、国内グループ従業員に絞って300人の希望退職者を募集することも説明し、「ほぼ全員を対象とするが、一部の部門は事業の安定的運営を考えて外す」と述べた。
アステラスは経営資源配分の最適化とオペレーションの質向上を目指し、国内生産子会社アステラスファーマテックの富士工場の日医工への事業承継や、東京・板橋の蓮根事業所を閉鎖して臨床開発や信頼性保証等の機能を本社近隣へ集約する計画を2014年4月実施に向けて進めている。