【2014年年頭所感】さらなる飛躍の年へ‐日病薬会長

2014年1月10日 (金)

ニュース


日本病院薬剤師会会長 北田 光一

北田光一氏

 本会では、2010年4月の医政局長通知に記載されている“薬剤師を積極的に活用することが可能な業務”について、私たち病院薬剤師の通常業務としての早期定着が重要であると考え、可能な業務から実践・展開をお願いしておりました。その過程で、ある程度の実績が評価され、12年度診療報酬改定において「病棟薬剤業務実施加算」が新設されました。

 昨年は多くの施設で、「薬剤管理指導料」に関連する業務はもちろんのこと、「病棟薬剤業務実施加算」関連業務との両輪で病棟活動の充実に取り組まれた年であったのではないかと思います。昨年度の実態調査の解析結果により、「病棟薬剤業務実施加算」の算定にかかわらず、病棟業務が各施設において着実に進展していました。また、12年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査「薬剤師の病棟業務に関する実態調査」においても、療養病棟・精神病棟を含め、▽医薬品の投薬・注射状況の把握▽入院時の持参薬の確認および服薬計画の提案▽複数薬剤同時投与時の投与前の相互作用の確認▽他の医療スタッフへの助言や相談応需――等の業務が展開されていること、医師等は、薬剤師の病棟業務が負担軽減および医療の質の向上につながったと評価しているという結果でした。

 ところで、社会的ニーズであるチーム医療が十分に機能するためには、多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を基盤とした分担・連携があって成り立ちます。これまで以上に、様々な場面で専門職としての力量が問われることになります。厳しい環境にはありますが、困難な道を避けた時に全ては終わります。薬に関することについては全て責任をもつ覚悟で、ファーマシューティカル・ケアを介して最適な薬物治療の提供と医療の安全確保に努め、明確な医療への貢献を示す努力が必要です。

 今、私たちは、病棟にとどまらず中央診療部門、外来を含めた「薬あるところ」での質の高い薬剤業務を、各施設の事情に合わせて展開し、患者および他の医療スタッフから評価される客観的な臨床上のアウトカムを積み重ねることが次の展開において大事なことであると思っています。



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