文部科学省の「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」は12月25日、2015年度の新入生からスタートする「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の最終案を了承した。
新コアカリは、6年制教育に特化した内容にしたほか、これまで薬学教育と実務実習の2本立てだったコアカリを一本化した。また、今回から医学教育のコアカリを参考に、卒業後にどのような分野に進んでも共通して必要となる「薬剤師として求められる基本的な資質」を設定。
薬剤師に必要な資質として、▽薬剤師としての心構え▽患者・生活者本位の視点▽コミュニケーション能力▽チーム医療への参画▽基礎的な科学力▽薬物療法における実践能力▽地域の保健・医療における実践的能力▽研究能力▽自己研鑽▽教育能力――の10項目を挙げ、それらを身につけるために学ぶという形に変更した。