【武田薬品】ブリンテリックスを米国販売‐精神科領域に参入し20億ドル計画

2014年1月27日 (月)

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 武田薬品は、大うつ病治療薬「ブリンテリックス」(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)の米国販売を開始し、精神科領域に参入した。大うつ病は、米国で3000万人以上が罹患すると推定されている疾患。デンマークのルンドベック社と共同販促を行い、ピーク時には売上10~20億ドルを計画する。中枢神経系薬剤では初の上市製品として、大型化を目指す。

 ブリンテリックスは、神経伝達物質セロトニン(5‐HT)の再取り込み阻害作用、5‐HT1A受容体刺激作用、5‐HT1B受容体の部分刺激作用、5‐HT3、5‐HT1D、5HT7受容体拮抗作用などを示す。複数のセロトニン受容体での薬力学的作用を併せ持つのが特徴で、1日1回の経口投与により、大うつ病の全般的な症状改善や、再発までの期間を遅らせる。5mg、10mg、20mg錠を揃え、幅広い用量設定が行える。



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