京都府立医科大学病院は1月14日から、外来患者に発行する院外処方箋への検査値の表示を開始した。検査値を容易に把握できる仕組みを構築することによって、副作用の早期発見や投与量の適正化などの役割を、今まで以上に薬局薬剤師に果たしてもらいたい考え。京都市内では昨年10月に京都大学病院が院外処方箋への検査値表示を開始し、注目を集めた。近隣の京都府立医大病院でも同様の取り組みが始まったことは、地域の薬局にとって大きな刺激になりそうだ。
京都府立医大病院は、検査値表示を開始するに当たって京大病院の院外処方箋様式に足並みを揃えた。薬局薬剤師の混乱を未然に防止し、検査値データをより活用してもらいやすくするためだ。院外処方箋をA4縦型に変更し、検査値をその最下部に表示するようにした。
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