日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)は、初の「外来がん治療認定薬剤師」として47人を認定した。初回ということもあり、先月開かれた学術大会で認定式を行い、認定証やバッジなどを手渡した。同学会では中長期ビジョンとして、「2024年に病院薬剤師1000人程度、薬局薬剤師3000人程度の外来癌治療に精通した学会認定薬剤師の輩出」を掲げており、さらに同制度の周知を図っていく。
同学会は発足して2年が経過したが、研究会として発足した3年前から、独自の「外来がん治療認定薬剤師」制度創設を目指して委員会を設置、精力的に検討してきた。その結果、昨年3月の総会で同制度の設置を決め、早ければ今年3月の学術大会までには初の認定者を出したいとの考えを示していた。