英グラクソ・スミスクラインは、今後5年間でアフリカに1億3000万ポンドの戦略的投資を行うと発表した。生産拠点を大幅に増やし、現地での生産能力を拡張するほか、非感染性疾患への理解を深め、アフリカ向けの新薬開発を支援する世界初のR&Dオープンラボを創設する。既に40カ国以上で約1500人の従業員を抱えているが、500人以上の新規雇用に結びつけるのが狙い。長期的には、アフリカに必要な治療薬を現地で発見、開発、生産できるよう支援していく方針。
GSKは、今後5年間で多くのアフリカ諸国とパートナーシップを結び、現地での生産能力を高める。ナイジェリアとケニアにある既存生産施設の生産能力拡大や、新たに五つの生産施設を建設するため、1億ポンドを投じる予定。建設候補地はルワンダ、ガーナ、エチオピアなどを検討中。