政府の経済財政諮問会議は9日、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)骨子案を示し、財政健全化に向けた社会保障給付の効率化に言及。薬価の適正化として、毎年改定に取り組む方針を盛り込んだ。
諮問会議は4月16日、産業競争力会議との合同会議で社会保障制度を議論し、民間議員から薬価の毎年改定が提言されていた。さらに5月30日には、財務省の財政制度等審議会がまとめた財政健全化に向けた報告書の中で、医療・介護分野の重要な改革課題の一つに薬価の毎年改定を挙げ、「断固として実現を求める」と提言していた。