14年度私立薬大入学志願者調査‐“薬学人気”が定着・増大へ

2014年9月1日 (月)

薬学生新聞


倍率10倍超え二桁台に突入

 昨年以上に薬系大学の人気が上昇している。日本私立薬科大学協会のまとめた「2014年度私立薬科大学(薬学部)入学志願者調査」によると、入学志願者数は12万1431人に達した。昨年度は一昨年度より2万人以上多い10万3584人の志願者があったが、今年度も1万7847人増と4年連続して志願者数が増加。一時期の“薬学離れ”からは脱し、“薬学人気”が確実なものになりつつあるようだ。募集数に対する倍率も志願段階ではあるが10.7倍と二桁の大台に達した。

表:2014年度私立薬系大学の志願状況

 今年度の薬科大学(薬学部)の入学者数は本紙調査では1万3505(北大、東大除く)と定員の1万2698人をオーバーし、一昨年以降“定員割れ”を免れている。個別の“定員割れ”も11校に留まっている。その背景に志願者数が大幅に増加していることが、改めて同調査により明らかになった。調査は日本私立薬科大学協会加盟の57校(徳島文理大香川含む)を対象に行われた。

 今年度の定員は1万1389人と昨年度の1万1424人より若干減少、数年来の減少傾向に歯止めがかかっていない。また、募集数は「一般」が7147人、「推薦」が4178人と昨年度に比べ若干ではあるが、「一般」の方が募集数が増加した。合わせて1万1326人(プラス若干名)で、昨年度の1万1345人より若干名減少した。

 志願者数は一般10万4674人(昨年度8万9886人)、推薦1万6757人(1万3658人)と合計では昨年度の10万3584人を1万7847人上回った。昨年度の20%増には及ばないものの17%増と大幅な増加が続いた。

 この結果、志願段階ではあるが募集数に対する入試倍率は、全体では10.7倍に達した。このうち6年制の一般は14.6倍(12.6倍)、推進4.1倍(3.3倍)、4年制については一般・推薦合わせて11.5倍(9.6倍)に達し、いずれも昨年度の実績を上回った。

 入学志願者数は全体としては大幅に増加したものの、昨年度と同様に大学間での志願者数および倍率ともにバラツキが見られる。平均倍率(10.7倍)を超えているのは19校。ただし、平均倍率以下を含め二桁以上の倍率を達成したのは23校で昨年度の21校を上回った。なお、このような“上位校”は昨年度とほぼ同じ顔ぶれであった。

 逆に平均倍率を大きく下回り、かつ3倍に満たなかったのは5校(9校)と大きく減少、2倍を下回ったのも昨年度の3校から2校へと改善された。

 最も倍率が高かったのは、常連の近畿大で38.5倍(34.5倍)、次いで武蔵野大が昨年度に比べさらに躍進し32.5倍(26.4倍)と30倍台に達した。以下、摂南大26.2倍(14.6倍)、立命館大21.9倍(24.3倍)、東京理科大21.8倍(20.3倍)、神戸学院大21.2倍(13.4倍)と続く。そのほか10倍以上の大学は帝京大19.4倍(16.1倍)、帝京平成大17.2倍(12.0倍)、星薬科大16.6倍(15.6倍)、福岡大15.2倍(15.5倍)、慶應大15.1倍(14.0倍)などで、摂南大、神戸学院大、帝京平成大などが倍率を伸ばしている。



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