臨床研究・治験のインフラを全世界で共有し、標準化を目指す米非営利団体の日本支部「一般社団法人日本エイカーズ」は3日、理事会を開き、正式に発足した。理事長には日本医学会会長の高久史麿氏が就任。今後、臨床研究施設、医師ネットワークのクラウド化を進めるグローバル構想に参加し、臨床研究プロセスの見える化を推進する。
ACRESのグローバルネットワークは、透明性と標準化をキーワードに、一定基準を満たした実施医療機関、医師が参加し、入力するデータはCDISC標準とする等、グローバルで一つのデータベースをクラウド上にシステム構築することが狙い。全世界で実施施設や医師の情報を共有したり、標準化されたデータを集めることで、臨床研究の実施プロセスの見える化を目指す。