患者の話に傾聴が基本‐みどり調剤薬局中央店 蓮見和也さん

2015年1月1日 (木)

薬学生新聞


“薬剤師だからこそ”にこだわる

蓮見和也さん

 「患者の話をきちんと聞いてあげること、それが薬局でできることです」と熱く語る蓮見和也さん。埼玉県のがん拠点病院・春日部市立病院前の「みどり調剤薬局中央店」に勤務し、今年で3年目を迎える。がん患者さんも多く、副作用への対応など、様々なやり取りの中で、「薬局薬剤師だからできること」を日々考え、業務に取り組んでいる。

 蓮見さんは2006年に城西大学を卒業した6年制1期生。実務実習やドラッグストアでのインターンを経験する中で、「地域に密着し、一人の患者さんに長く関わりたい」と就職先に薬局を意識するようになった。

 当初、薬局はどこも同じと思っていたが、「ファーマみらいの説明会で地域密着型の展開であることを聞き、店舗見学の際には、店舗ごとでの独自な取り組みを知りました。トップダウンの仕事ではなく、自由な気風を重んじる社内の雰囲気に魅力を感じました」と入社の動機を語る。また、「成長企業でもあり、上を追い上げる勢いに自分も貢献したい」と、会社のモチベーションの高さにも後押しされた。

 現在、蓮見さんは、レセプト請求の補助や在庫管理の業務もこなす一方、充実した社内研修を活用し、薬局長へキャリアアップを目指している。また、社内の調剤過誤研究会に積極的に参加し、インシデント報告を討論、原因と対策を検討し、薬局内での情報共有にも取り組む。

 また、東京大学薬学部とファーマみらいの共同研究にも関わり、ヒヤリ・ハットに至る手前の「ミニミニ・ヒヤリ・ハット」の事例を収集・分析し、医療安全に役立てる研究にも参加。現在は、その一環として、社内での医療安全研究の取り組みをテーマに、論文執筆にも取り組んでいる。

 入社以来、日々の業務の中で困難にも直面した。門前の春日部市立病院は、がん診療連携拠点病院。がん患者も多く、「生きるのがつらい、話せないくらい気持ち悪い、そうしたがん患者さんとの接し方で悩むこともあった」という。「ある時、しびれを訴える患者さんに、おつりをトレーで戻したところ、患者さんがうまくつかめないという場面に出会いました。そこで、はじめて手がしびれていることを知りました。以後、よく患者さんを観察し、よく話を聞くことを心掛けるようになりました」と語ってくれた。

 また、こうした経験が「薬局薬剤師だからできること」を知り得る契機でもあったと振り返る。「例えば、がん患者さんの場合、しっかり服薬していれば、薬局ができることは、今その時に、患者さんの悩みや不安を聞いてあげることかもしれません。治療の効果を見ることが医者の役目であるとすれば、薬剤師は、真摯に患者と向かい合い、副作用から患者を守り、できるだけ不安を取り除いてあげることが重要な役割だと思います」と薬局薬剤師としてのやりがいを語る。

 最後に、職場選びのポイントについて、「『自分が何を大切にしたいか』をしっかり持つことが大事」という。多様な職務に携わっているが、会社のイメージは「入社後も差がなかった」と話す。「目的意識を持たず、例えば給与だけで判断して入社すると、辞めてしまう人も少なくありません。自分が薬剤師として大切にしたいこと、それを実現できる会社を選ぶことが何より重要です」とアドバイスを送ってくれた。



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