【日本CRO協会・就職座談会】業務の幅広がる医薬品開発

2015年1月1日 (木)

薬学生新聞


3月までに志望企業を固める

 ――採用のスケジュールが変わります。

 井上 2016年卒学生の採用情報・説明会解禁が14年12月から15年3月に変わります。ルール変更によって、就職開始時期が後ろ倒しになり、学生の皆さんも戸惑いがあるかもしれませんが、やっておくべきことはこれまでと変わらないと思います。むしろ、業界研究にあてられる期間が例年よりも長く取れると前向きに考え、その間に自分に適した職を見極めてほしいですね。

 水田 昨年以上に各社の採用選考・説明会が集中してしまうことが見込まれますので、3月までに業界研究を行った上でどういう業界、会社に行きたいのかを考え、志望企業を固めておかないと大事なチャンスを逃してしまうかもしれません。しっかり準備をして、自分なりの軸を持って活動をしてほしいと思います。就職活動中はいろいろな会社を知ることができる、人生の中でも貴重な期間でもあります。

 井上 インターネットで情報を集めるのも大事ですが、働いている先輩やいろいろな場で、人事担当者の声を聞いたりして会社を判断していただきたいです。CROも大きく変わってきているので、自分の足で最新情報を収集する必要があります。

 ――学生へのメッセージを。

 水田 様々な立場の方々と接することが多いので、コミュニケーションを取ることが好きな人には適した業界だと思います。モニター職では病院の先生方に対しても、仕事を進める上で必要であれば、自分から意見を出していく必要があります。プロフェッショナルとして自分の意見や正しいことを伝えていかないといけない。“倫理観”を大事にして、自ら成長したいと考えられる人であれば、活躍できると思います。

 大圃 私も話をさせていただく際に、絶対に持ってもらいたいものとして、“倫理観”を挙げます。正しいことを正しいと思って追求する姿勢を大事にしていただきたい。人の健康や生命に関わる仕事に従事されるわけですので、クライアントである製薬企業から仕事を受けている立場にはあっても、医薬品を開発していくために守らなければならないルールやプロセスがあれば、きちんと説明できる能力が必要です。

 あとは“熱意”。薬を世の中に出して患者さんに届けていくという思いです。倫理観と熱意が根底にあれば、コミュニケーションスキルは入社後に身に付けることが可能で成長できます。

 井上 1~2年目は仮に小さな失敗をしても、必ず先輩がフォローしてくれます。薬学・医学領域はミスが大きな命取りになってしまうリスクを心に留めておいて、「報告・連絡・相談」をしっかりすること、また「明るく」「楽しく」「元気よく」仕事に向き合ってほしいですね。CROは若い人たちが多く活躍している業界ですので、競争心や責任感は重要ですが、一方で、一緒に働いている仲間と家族のような近い距離感で協力しながら、充実した社会人生活を送っていただきたいです。業界内での会社間競争はありますが、10年後、20年後に、皆さんが業界を牽引して今以上に大きくしていただきたいと思います。


 CRO会員社や職種、仕事内容は、日本CRO協会のホームページで詳細に紹介しているので、企業研究、業界研究の材料として、ぜひ活用してほしい。


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