【クロエ】中枢疾患治験の患者登録支援‐カウンセラーが適格性判断

2015年2月17日 (火)

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 臨床試験の被験者募集業務を受託するCRO「クロエ」は、中枢神経系(CNS)疾患治験における患者組み入れの確度とスピードを向上するため、臨床経験のある自社カウンセラーを活用した「セカンドスクリーニング」を本格的に開始した。CNS領域では、製薬各社が新薬開発に乗り出す一方、治験の成功率を上げるためにプロトコルや手順が難しくなり、被験者募集に苦慮することで、試験が長期化している。クロエでは、製薬企業に被験者を紹介する際に、コールセンターでのヒアリング後、専門カウンセラーによる聴取を通じて定性的な情報を収集し、医師や治験コーディネーター(CRC)が患者の適格性を判断する材料として役立てる。

 治験の患者組み入れでは診療を受けた院内患者が中心となるが、それでも目標数に達しない場合は、新聞の折込広告やウェブ広告などを活用した被験者募集広告を打ち、治験参加を呼び掛けるアプローチが取られている。その後、集積した患者について、治験の実施計画書の選択・除外基準に準じた適格性を確認し、患者の同意を得た上で治験にエントリーされる流れとなっている。

 ただ、CNS領域の治験では病態が複雑であるため、他の疾患に比べて被験者の組み入れに課題を抱えているのが実態だ。



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