【神戸大病院薬剤部】皮膚障害の主要因子を特定‐分子標的治療薬の副作用抑制へ

2015年2月17日 (火)

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研究成果を報告する神戸大病院薬剤部・山本和宏氏

研究成果を報告する神戸大病院薬剤部・山本和宏氏

 神戸大学病院薬剤部の山本和宏氏らの研究グループは、分子標的治療薬の副作用である皮膚障害の発症メカニズムの主要因子を特定した。シグナル伝達物質STAT3の働きが分子標的治療薬によって阻害され、腫れや痛み、皮膚の角化などが発生すると考察。STAT3の遺伝子多型によって皮膚障害の発生頻度が異なることも突き止めた。ビタミンC誘導体「リン酸アスコルビルマグネシウム」にはSTAT3を活性化させる作用があり、皮膚への局所的な投与によって皮膚障害抑制効果が期待できるという。大阪市内で講演した。

 がんを対象に様々な分子標的治療薬が開発され、臨床現場で多用されている。その多くに共通する副作用として皮膚障害がある。これはQOL低下だけでなく、減量や投与中止などを引き起こし、患者の延命も左右しかねない副作用だ。分子標的治療薬の一種、マルチキナーゼ阻害薬では約7割の患者に皮膚障害が起こり、特に日本人の発生頻度は高い。



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