【日本薬学生連盟】海外から薬学留学生受け入れ

2015年3月1日 (日)

薬学生新聞


視野広がり考えに変化

 日本薬学生連盟では様々なイベントを薬学生で企画し、開催しています。今回は2月に行われたSEPというイベントについてご紹介させていただきます。

 みなさんは海外の薬学生に会ったことはありますか??

 SEP(Student Exchange Program)というのは交換留学プログラムのことを指し、国際学生連盟(IPSF)に加盟する84カ国の薬学生団体により行われるイベントです。

 SEPには2種類あり、留学生の受け入れを行う“Incoming”と、日本の薬学生が海外へ留学する“Outgoing”というプログラム内容になります。日本へのIncomingは毎年、主に8月と2月の2回行われています。

 このIncomingというプログラムは日本の医療や薬学を、海外から来た留学生に学んでもらうのと同時に、海外の医療や薬学の内容を留学生から学ぶことで互いに分かち合うことを目的としています。

 時には一緒に観光し、日本の文化に触れながら国際交流を行うことで親睦を深めていくのも目的の一つです。内容が多彩なため「海外の医療はどうなっているのだろうか」、または「自分と同じ薬学生だけど、どんな人たちなのだろうか」「日本だけではなく、たくさんの国の人たちの意見を聞きたい!」と様々な目的の参加者が日本にやって来ます。

 今期の日本のSEPは、関東と関西の2カ所で留学生を受け入れました。関東では2月1日から約2週間、関西では2月7日から約3週間の日程で開催しました。

 関東には韓国、チェコ、マレーシア、インドネシアの4カ国から1人ずつ合計4人と関西にはポルトガル、韓国、チェコの3カ国から1人ずつの合計3人が、数ある国の中から日本を選んでやって来てくれました。

2月1日に都内でウェルカムパーティーを開催

2月1日に都内でウェルカムパーティーを開催

 まず、SEPは留学生を歓迎する“Welcome Party”から始まります。そして大学の教授を交えて一緒に生薬を学んだり、大学の研究室や病院、薬局、献血センターの見学をしたり、日本と海外のカリキュラムの違いを日本の薬学生と留学生が話し合うことで理解し合ったりします。

 さらに関東では横浜と東京、関西では神戸と京都の2カ所を観光し、最後には留学生の送別会である“Farewell Party”で幕を閉じました。留学生同士もとても仲が良く、Free dayといわれる何もプログラムが組まれていない日には、留学生だけで出掛けたりしたことも楽しそうに話してくれます。

 2月1日に東京で開催された、関東SEPのWelcome Partyでは、「留学生を歓迎し喜んでもらいたい」「これから始まる留学期間を楽しんでもらいたい」という思いで、試行錯誤を繰り返し、開催しました。

 留学生を歓迎するため、お煎餅や和菓子、天ぷらといった日本の食べ物を振る舞ったり、参加してくれたたくさんの人たちと会話できるようなミニゲームを行ったり、留学生の出身国のことや日本のことなどをクイズにしたものを交えました。

 日本に来てくれる留学生は皆、期待と笑顔に満ち溢れた表情で日本の文化や薬学生と接してくれるので、会話をしている私たちも自然と笑みがあふれました。

東邦大学で生薬に関する勉強会を開催

東邦大学で生薬に関する勉強会を開催

 そしてどの留学生も、「自分は日本に来たことで少しでも多く学ぼう」と、その姿勢は、毎回変わらずに真剣です。

 笑顔でふざけ合っていた留学生も、ディスカッションや講談となると、こちらも背筋を伸ばしてしまうような真剣そのものの空気に一瞬にして変わります。

 留学生たちが、自分の国だけでなく他の国にも目を向けようとする意欲に、自分自身、どのイベントを参加するに当たっても、しっかりと目標を持って行動しなくてはならないと改めて思わされました。

 冬に行われる関東SEPの期間は2週間ですが、終わってみると、とても2週間とは思えないほどの思い出と学んだ量があり、今回も参加して良かったと感じました。

 私がこのSEPのIncomingというプログラムに参加して日常的に変わったことは、英語に対しての苦手意識が薄れたのはもちろんですが、留学生の母国のことを聞いて、「日本もこうしたらいいのに」と思う、またその逆の感想を抱くことが多くなりました。

 今までより視野が広くなると共に、目的にたどり着くまでに、何をすればいいのかを、自分で考え、行動を起こすようにもなりました。

 きっとそれは留学生の姿勢、あるいは同い年くらいの自分と何ら変わらない薬学生が自らの意志で他の国のことを知ろうと行動している姿を目の当たりにしているからだと確信しました。

交換留学委員会 小川 千尋

予告

第16回年会「薬学生の集い」-未来への薬束-開催のお知らせ

 2015年3月14、15日の2日間、京都薬科大学にて、日本薬学生連盟の最大イベントである年会を実施します。年会は、業界著名人による講演やワークショップ、懇親会などを行います。会員、非会員問わず、薬学生であれば誰でも気軽に参加できます。日本中から薬学生が集まる貴重なイベントになっています。

 日時:2015年3月14~15日(土~日)
 場所:京都薬科大学
 詳細は、日本薬学生連盟のホームページにて
 http://apsjapan.org/pg432.html



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