厚生労働省は19日、後発品547品目を薬価基準に収載する。品目数は昨年12月の前回収載の521品目から26品目増え、過去4番目に多かった。医療安全等の観点から名称変更したなど、代替新規の品目が増えたことが主な要因。初の後発品収載は、先発品の国内売上高が1000億円超の抗血小板剤「クロピドグレル」(プラビックス=サノフィ)など7成分185品目。新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品薬価の「0.5掛け」とするルールは、「クロピドグレル」、排尿障害改善剤「ナフトピジル」(フリバス=旭化成ファーマ)、抗癌剤「レトロゾール」(フェマーラ=ノバルティスファーマ)の3成分173品目に適用された。
薬価収載の対象となったのは、今年2月16日までに製造販売承認を受けた医薬品。収載希望は565品目だったが、特許調整や安定供給体制の不備などの理由で、18品目が希望を取り下げたことから、最終的に75社の154成分279規格547品目が収載された。