政府は19日、「科学技術イノベーション総合戦略2015」を閣議決定した。来年度から始まる第5期科学技術基本計画と連動させるもので、重点政策分野にイノベーションの連鎖を生み出す環境の整備、経済・社会的課題の解決に向けた重要な取り組みの二つを位置づけ、学術研究・基礎研究の強化や国際社会の先駆けとなる健康長寿社会の実現等に国を挙げて推進していくとした。
総合戦略では、イノベーションの連鎖を生み出していくため、科学技術の基盤的な力を強化すると共に、新たな課題に挑戦する場を強化し、人材、知、資金のグローバルな好循環を促してオープンな仕組みを構築することが重要とした。