【日本薬学生連盟】「関東新歓」に150人参集

2015年7月1日 (水)

薬学生新聞

私の中で化学反応が起きた瞬間

 薬連の新歓。それは“共に未来の医療を担う仲間との出会いの場”。熱い想いを胸に秘めた薬剤師の卵たちが、この場で交わることで一種の化学反応を起こし、そしてそれぞれの熱い思いがはじける。

 私は今年、薬連の魅力を伝えたくて「一緒に行く?」と声を掛け、10人の1年生と共に参加しました。終始私は1年生のことが気になって仕方なくて、休憩の度に話し掛けました。初めは緊張した面持ちでいた1年生も、時間が経つにつれて、だんだんと楽しそうにしてくれて嬉しかったです。

 初めは顔を下に向けていた子が、目を輝かせて「薬連についてもっと知りたいです!」と言ってくれたこと。人と話すのが苦手と言っていた子が「今日はたくさんの人と話せて良かったです」と言ってくれたこと。その言葉を聞けたことが私の一番の収穫でした。

 私が薬連に出会ったのも、ちょうど1年前の関東新歓。薬連で活動している同じ大学の先輩から「一緒に行く?」と誘われたのがきっかけです。どんな団体なのか、どんな人たちがいるのか緊張して、手に汗握って参加したのを今でも覚えています。

関東新歓

 そんな私をよそにイベントが進んでいき、同じテーブルの人とクイズに挑んだり、ワークショップをしたりするうちに、あっという間に終わりの時刻になっていました。緊張していた私はどこかに消え去り、“もっと薬連を知りたい”という熱い想いがこみ上げていました。“私の居場所はここだ?”私の中で化学反応が起きた瞬間でした。

 大学に入学したものの、これといって夢中になれるサークルも部活もなくて物足りなさを感じていた私にとって、薬連の活動や薬連の先輩たちが輝いて見えました。

 早速その日のうちに交換留学委員会に入り、夏に来る留学生との交流イベントに向けて一生懸命企画に取り組みました。その中でたくさんの人と出会い、たくさんの時間を共にし、たくさんのことを教わりました。

 幾度となく議論を重ね、念入りに準備して迎えた当日は、今までに感じたことのない達成感を感じた日でした。それと同時に、目頭が熱くなる感動も味わいました。『大丈夫!失敗してもちゃんとフォローするから!』という先輩の言葉。「伶奈ちゃん頑張っているね」と言ってお菓子をくれた先輩。「素敵な企画をありがとう」という留学生の言葉。“薬連に入ってよかった”心の底からそう思いました。この感動は一生の宝物であり、薬連で出逢った人とのご縁は一生ものです。

 1年間活動し先輩となった今、彼女たちがこれから活動していく中で、何かほんの少しでも支えになれるような先輩になりたい。先輩方にしていただいたように、私も感動を与えられる先輩になりたい。たくさんの化学反応が起きて素敵な薬学生生活になる事を願って、私は彼女たちと共に薬連を盛り上げていきたいと思います。

東邦大学2年 斎藤 伶奈


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