日医工は、バイオ後続品事業の本格的なグローバル展開に乗り出す。今秋には抗TNF-α抗体「インフリキシマブ」(先発品:レミケード)の国内申請を行い、今年度内に抗HER2抗体「トラスツズマブ」(先発品:ハーセプチン)の日本と米国を対象とした治験を開始する予定。田村友一社長は、本紙のインタビューに応じ、目標とする世界トップ10のジェネリックメーカーに向け、「バイオ後続品市場が形成されていない米国で最速上市を達成し、シェアを取っていきたい」と話す。
同社は、韓国エイプロジェン社と提携し、バイオ後続品事業を展開している。第1号製品となるインフリキシマブでは、関節リウマチ患者を対象とした第III相試験で、先発品との同等性を示す良好な結果を得た。