日病薬関東ブロック学術大会で講演
日本病院薬剤師会の北田光一会長は1日、つくば市で開かれた日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会で講演し、機械化により単純で作業的な仕事はロボットへ向かう一方、人間的で繊細なコミュニケーションを必要とする職種は機械化されにくいとした米国の論文を提示。「機械では代替できない医療現場の最前線での業務展開を、われわれ薬剤師の主軸としていく必要がある」と強調し、創造力と人間的で繊細な力を鍛えることが重要と訴えた。
北田氏は、米国の総被雇用者において、今後20年程度で機械化により消失するリスクの高い仕事が約47%に上るとした米国の論文を紹介。それによると、単純で作業的な仕事はロボット化へ向かうとし、薬剤テクニシャンの消失確率は92%と見積もられている。